廃墟マニアの間では有名な富士ガリバー王国。1997年7月26日に華々しくオープンし、閉園したのが、1999年10月28日。ほぼ地元民の私ですら閉園したのは知りませんでした。さらに詳しく調べたくなり、土日の休日を利用し、ガリバー王国をさらに調査しにいきました。
パート1はこちらから
なぜバリバー王国は僅か2年で閉園してしまったのか?
①交通アクセスが悪い
現在も営業しております。富士クラシックというホテルからインターまでの時間です。最寄りの高速道路のインターから1時間掛かります。距離にすれば64㎞です。決してアクセスが良いとは言えません。
②リピーターが来るような作りではない。
アトラクションの一例です。
なんかいまいち、ぱっとしないと言いますか、地理的にも近くに、富士急ハイランドがありますが、富士急ハイランドは『ドトンパ』『フジヤマ』などの絶叫系アトラクションが有名ですが、『ガリバー王国と言えばこれ』というのが無いような気がします。
③圏内に富士急ハイランドが有る
富士ガリバー王国の圏内に富士急ハイランドが有ります。知名度は抜群で『絶叫マシンと言えば富士急ハイランド』と言っていいくらいです。富士急ハイランドとは差別化を図ったのかもしれませんが、完全に埋没してしまった感があります。
④実質的な親会社であった新潟中央銀行が経営破綻
これも意外に大きいのかもしれません。開園からすぐに黒字になるのは至難の業(わざ)かもしれないですし、知名度が全く無かった・・・。後ろ盾であり、親会社であった新潟中央銀行が経営破綻したのが1999年10月2日です。新潟中央銀行から新規融資を受けていて
いましたが、後ろ盾を無くした富士ガリバー王国は急速に経営が悪化します。そしてついに
1999年10月28日富士ガリバー王国は閉園してしまいます。当時の日本は金融機関の経営破綻が相次ぎました。新潟中央銀行もその波にのまれてしまいました。知名度と交通ア
クセスが悪い中、最初の年から黒字になる程甘くはありません。仮に新潟中央銀行が現在も存続していれば、富士ガリバー王国は存続していた可能性もあるかもしれません。
富士ガリバー王国跡地の写真
現在も営業している富士クラシックというゴルフ場へ続く道路です。
ゴルフ場のクラブハウスです。
こちらの写真はガリバー王国の写真です。ほぼ同時期にオープンしたとあって、建物の雰囲気が似ているような気がします。
次はホテルです。
こちらの建物は社員寮となっております。
こちらがホテルです。
ゴルフ場とホテルは営業しているものの、僅か2年で閉園してしまった富士ガリバー王国。
1度行ってみたかったです。
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