派遣会社は営業が新規開拓 ⇒ 新しいクライアント(顧客又は、依頼した人)要は派遣先企
業に人を送り込む ⇒ 派遣料金が会社の売り上げになる ⇒ スタッフからピンハネしたお金が最終的な粗利となる。これが派遣会社の利益が上昇する構造です。
もちろんその間には、派遣先企業に派遣されているスタッフの管理&フォロー。バックレ・内定辞退・突発退職などありとあらゆる問題に対処しなければなりません。
私から言わせれば契約書はただの紙切れです。会社の直接雇用は、多少仕事の覚えが悪い人でもすぐにはクビにはなりませんが、
派遣は解雇予告無しに『明日から来なくていいよ』とかありえるのです。実際私がそうでした。
そこで今回は、オチはありませんが、派遣会社を困らせた・困ったであろうエピソードをご紹介させて頂きます。
勤務初日に内定辞退は可能なのか?
2014年9月のことでした。
派遣で自動車部品工場で働いていた私は、夜勤から来る体調不良が原因で、とある派遣会社を退職致しました。
派遣会社が借り上げたアパートに住んでいた私は、数日以内に退去しなければいけませんでした。
アパートを退去し、当然実家に帰ったのですが、中途退職でしたので働いた分の給料は支給されたのですが、生活資金も2ヶ月後にはショートするのは確実でした。
1日も早く次の仕事を見つかなければいけませんでした。
丁度タイミング良く、派遣会社から仕事の紹介の電話がありました。
その派遣会社も初勤務する前日に内定辞退した派遣会社です。
後ろめたさも当然ありますが、自分の置かれた状況を考えますと、選り好みしていられる場合ではありませんでした。
当然面接希望である事を伝え ⇒ 工場見学 ⇒ 内定 ⇒ 勤務開始と、順調するぎくら
いにとんとん拍子に内定まで話が進みました。
その会社は実験用マウスを飼育している会社でした。
実を言いますと4年前くらいにも、別の派遣会社でマウスの飼育をしている会社を工場見学&面接したことがります。
ばれるかなと思いきや全く問題ありませんでした。
仕事内容はマウスを飼育している箱の交換&箱の中に入っている、おが屑(くず)交換です。
『これなら自分にもできるな』
と思い、働く決意を致しました。
しかしです。前日になり徐々に気分が下降気味に。
憂鬱な状態のまま朝を迎えました。
ついに初出勤の朝を迎える。
車に乗車し会社の方向に車を走らせました。
この時の心理的な状態は、内定辞退するか、しないか五分五分でした。
ついにターニングポイントを迎えました。
マウスを飼育する会社へ行くには、信号機を直進しなければいけないのですが、私は信号機を左折し公園に向かってしまいました。
集合時間は午前7時40分です。
時間が過ぎついに営業担当から電話がありました。
営業『〇〇さん今どの辺りですか?』
私『今来るまで向かっている所です。』
その後に意を決して退職の旨を伝えました。
私『あのー今回辞退させて頂きたいのですが・・・』
営業『・・・・・・。』
沈黙の時間が1分程でしょうか。続きました。
営業『あのさぁー、もっと早くに言わないの(怒)?』
私『すいません・・・。』
その後はお約束の
『社会人の自覚が足りない』
とか、お約束の説教タイムでした。
その後に営業と一緒に派遣先となるマウスを飼育する会社に謝罪しにいきました。
派遣先企業は特に怒られることなく、すんなりと辞退を受け入れて頂きましたが、現在でも営業の不機嫌な顔が忘れられません。
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なぜ私は勤務初日の朝に内定辞退をしてしまったのか?
ギリギリまで『この会社で働くか』悩んでいたのは事実です。
①着替えに時間が掛かる=マウスを飼育している会社ですので衛生管理は厳しいものがあり、見学した当初は『これくらいなら何とかなる』と思っていましたが、落ち着いた環境で考えますと、以前医薬品を製造する会社を2日で退職したことがあります。
無塵着を着た時の息苦しさは何とも言えない圧迫感でした。
②臭いが独特=とにかく工場内の臭いが独特の何とも言えない臭いでした。
③退社する時にシャワーを浴びなければいけない
=生き物を取り扱う会社という事で、衛生管理には厳しいものがあり、退社する時にシャワー浴びなければいけないそうです。それがなんか面倒くさいような気が致しました。
④なんか嫌な予感がした=なんか嫌な予感がしたのです。
第六感というやつでしょうか?
マウスを飼育する会社で長期で働く姿が想像できなかったのです。
初勤務前日には憂鬱な感じが半端ない感じでした。
ちなみに私の営業担当は派遣会社で営業の仕事を始めて3ヶ月くらいしか経っていないそうでした。事務所に帰って上司に相当叱られたのは容易に想像ができます。私も申し訳ないという気持ちはありましたが、それ以上転職しまくっている私マーシーに当たったのが運の尽きだとその時思いました。
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